ツールウインドウについて 2


トレースツールウィンドウ



      
 ポイント入力ツール
コンピュータ画面上で計測点を入力します。
マウスでポイント入力ツールを選びます。コンピュータボイスは第一番目のポイント”SELLA TURCICA”の入力を要求してきます。スクリーン上のレントゲン画像上の”SELLA”に細い十文字マークを合わせ、マウスをクリックします。続いてコンピュータは、”PORION”の入力を要求してきます。もし間違った場合はオプションキー(WindowsはShift+Ctrlキー)を押しながら、マウスを訂正したい回数クリックして戻します。コンピュータ音声が、次のポイント又はライン入力のため再び入力を求めてきます。計測点をすべて入力し終わったら、次にライン入力を続けて行います。ポイント入力についての詳しい順序などはマニュアルを参照してください。


      
 修正ツール
誤って入力してしまった後で修正したい場合、修正ツールをクリックしてください。修正したい計測点または、ラインの始点にマウスカーソルを持っていきます。計測点の修正の場合、計測点上にマウスを持っていくとカーソルは矢印から小さい円に変わります。そこでマウスをクリックしてください。カーソルは修正したい新しい位置で細い十文字になります。コンピュータ音声がその点の名前をプロンプトしますから、そこで正しい位置で再びマウスをクリックします。このように計測点は再入力されトレースが書き換えられます。ライン修正の場合は、既に入力されているラインを構成するポイント数になるまで入力しなければ終了になりません。


      
 位置合わせツール
画像とトレースの位置合わせを行います。レントゲン画像をポインティングしてトレースが入力されている場合、患者の横顔などのカラー画像にトレースを重ねたいとき、トレースの大きさ、場所を自由に調整して重ねることができます。


      
 メジャーツール
キャリブレーションを行うときにこのボタンをクリックします。2点キャリブレーションの場合は任意の2点とその距離を入力し、4点キャリブレーションの場合はX軸・Y軸に平行な各2点とその距離を入力します。


      
 二等分線ツール
ポイント入力時に二等分線のGonion, Gnathionを求めるときに使用します。4点を入力すると、その二等分線を表示します。

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エンハンスツールウィンドウ



      
 リストアツール
今までに施したフィルター加工をすべて無効にし、最終保存時の画像に戻します。データを保存した後にリストアを行っても、保存前の状態には戻りません。


      
 取り消しツール
このボタンをクリックすると、1回だけ処理を取り消すことができます。


      
 フレームツール
このツールを選んだ後、画面上のどの場所でもマウスカーソル(十文字)を持っていき、注目する場所の回りをマウスキーを押したまま引っ張り(ドラッグ)マウスを離すと、点線のボックスがマークをつけた場所を取り囲みます。ボックスの中にカーソルを置くことによってボックスを動かしたり、ボックスの右下の角の小さな黒いボックスをドラッグすることによってサイズを変えることができます。フレームで囲った部分をコピーして別の場所に張り付けることもできます。


      
ボックスの内側にカーソルを置いて(この時カーソルは手の形になります。)すべての画像をドラッグするとかボックスの右下の角の小さいボックスにカーソルを置いてそのサイズと領域を変えることができます。動かしたり、画像を伸ばしたり縮めたりできます。スマイル機能でもこのツールは重要な働きをします。


      
 ぼかし・ソフト・シャープ・エンボスツール
画像に「ぼかし」「ソフト」「シャープ」「エンボス(凹凸)」の各効果を与えます。


      
 エンハンスツール
コンピュータのデジタル機能を利用して、フレームツールで囲った部分に濃淡処理を行います。フレームツールでエンハンスしたい場所を囲んでからエンハンスツールをクリックします。エンハンスする前と処理後では画像の見易さが大きく違います。エンハンスは明暗のあまり違わない場所をフレームツールで指定します。


      
 カスタム・明るさツール
「カスタムフィルター」メニュー、「明るさ・コントラスト」メニューを表示します。それぞれ細かく設定することができます。


      
 ネガポジツール
画像のネガポジ反転がこのツールで行えます。レントゲンのネガポジ以外にもカラー画像のネガポジ反転も行えます。


      
 画像反転ツール
左右逆転して取り込んだ画像を反転できます。また、オプションキー(WindowsはCtrlキー)を押したまま、この反転ツールを同時に押すと上下の反転もできます。

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ペイントツールウィンドウ

 ラッソ(投げ縄)ツール
注目する場所の回りを取り囲むように不規則に囲まれた場所を定義すること以外はフレームツールのように動作します。スマイル機能で画像を置き換えたい場所をなぞるときに使用します。フレームツールと同じように画像のコピー、ペーストができます。

								
 スポイトツール
スポイトツールは色をピックしたり、オプションキー(WindowsはCtrlキー)と同時に押すことによってカラーホイール(色を選択できるダイアログ)を表示し新しく色を選択できます。スポイトツールを使って画像のどの部分でもクリックすると、描画ツールの場合に選んだ色で描くことが可能です。どの色が選択されているかは一番大きなブラシツールのブラシにその色が表示されます。

								
 ブレンドツール
ブレンドツールは、ほかの場所からコピーしたカラーやパターンを混ぜるために描画ツールと一緒に使用されます。最初にスポイトツールを使って必要とされるパターンを含んでいるエリアを確かめます。ブラシツールを選びます。そしてブレンドツールアイコンを押します。このツールを使ってドラッグした場所の回りの皮膚の色調をそこにはめ込んで不連続な感じを直すことが可能です。(Macintoshでは動作しません。)

								
 スモッグツール(小・大)
このツールは木炭で汚しながら描くような動作をします。2つのカラーが隣り合って接しているとき、境界線に沿ってスモッグツールを動かすと明るい色の上に暗い色を汚すように鋭いラインの変わりにだんだんと影を作って描けます。
スモッグツールはモルフィングを使った後に、不連続な部分を修正するとき使うツールです。小さいものと大きいツールがあります。(Macintoshでは動作しません。)

								
 ペン・中筆・太筆・ブラシツール
これらのツールはスポイトツールで選ばれた色で線を描画します。ペンツールがもっとも線幅が細く、ブラシツールがもっとも太い線が描画できます。

								
 塗り潰しツール
プロファイルラインの背面を指定した色で塗り潰すことができます。患者さんの横顔入力時、背景が白でないときに指定の色に変更できます。スポイトツールで色を指定してから、塗り潰しツールを選択します。

								
 文字ツール
画像のどの位置にも文字が書き込めます。(Macintoshのみ) 直接画像上に書き込むので一度書き込んだ文字は消せません。(1Stepなら取り消し可能です。)

 

ツール ラインツール
ウィンドウ内の任意の2点をクリックするとその点を結ぶラインが表示されます。計測の際の補助として、また患者さんにトレース画像を見せ、追加ラインをその場で引きながら説明することができます。ラインの色はスポイトツールで選択できます。このラインは一時的なもので矢印ツールを押すと消えます。
ツール 角度ツール(Ver.11から)
レントゲン上画像上に任意の3点をとって簡易的に角度を表示して説明することができます。任意の場所をクリックしていき、3点目をクリックし終えると自動で角度が表示されます。表示した角度を消去したい場合は他のツールボタンをクリックします。ラインの色はスポイトツールで選択できます。スポイトツールは角度ツールを選択する前に使用します。
 

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